素敵なご婦人に会った

今日は、病院へ行った。患者さんの多いこと、もう慣れたけどね。
私の好きな人間観察。色んな患者さんがいてね。
お年寄りの横に座ったんよ。ものすごく丁寧な言葉で話す方。
そう言いたいほど言葉が丁寧・・・お隣にいる顔かたちが全く違う40才ぐらいの人に、色んな話を繰り返し話すけど、丁寧語。
親娘じゃぁない・・お嫁さんかな?
『ねぇ、どうしてこんなに大勢の人がいらっしゃるのぉ〜〜?』
『今日は何かある日なのよねぇ〜〜でないとこんな多くの人はいないわよねぇ〜〜!!』
『本当ですね・・・』
『こんなに多いと、私一人では来られそうもないわ、どうしましょう〜〜!!いつもはきっと少ないのよねぇ〜〜?』
「う〜ん多いと思いますけど私がいますから・・」
『どうしてこんなことになっちゃったんでしょうね?ひとりだと、頭が真っ白になって何も分からないのよ〜〜どうして行ったら良いんだかねぇ〜』
えんえん↑の会話が続く。
少し痴呆が現れ始めたのでしょうね、それでお嫁さんが始めて着いて来て今から色んな検査がはじめるらしい。
言葉使いからきっと東京の育ち。
一人ではもうほっとけないからこちらに引き取った・・・ご主人はもう居ない。そんな所?かな
一人でトイレに行くと言うから、お嫁さんがあちらですと着いていこうとしてたら、頑張って一人で行って見ますと可愛らしく言った。私が手話で頑張れとしたらその方も手話で頑張ると返した。
間違いなく、見てたらトイレの方向に曲がった。
で、話し方から娘さんではなさそうに思いました〜と話しかけた。
『すみません何度も同じ話をして・・』
『いえいえ、痴呆の叔父を診たことがありますからちっとも・・大丈夫ですよ。』と話した。
ふと気がついたらトイレに言ったおばあさんが帰らない。
『ねぇ少し遅い気がしません〜?』
慌てていたらボランテァの方につれて来られた。
『トイレを出たらすっかり方向が分からなくて・・・』
私は一体どうしてこんなに忘れるようになったのかしら?前はこんな事はなかったのにねぇ〜〜〜こんな人が多い病院へはとても一人では来られません・・本当になんでこんな事になったのかしら〜?』

自分の行く道なんだと、良いお嫁さんがいてくれて、この方幸せ・・
『貴女は本当に良くしてくださって私はなんて幸せなんでしょうか、ありがとうございます〜』を何度言った。きれいな言葉ねぇ〜!!
どうせ年を取って分からなくなるにしても、自分が前よりかおかしいと分かってるだけ周りが幸い、頼られるお嫁さんの少しは心が休まる。
我が行く道よっ!!
こんなに可愛らしいお年寄りになりたいものだけど、これはこの方の生きた道が素敵だったからこうなので、文句たらたらの私・・・こう素敵な痴呆にはならないだろうな〜!!
良い方と話が出来て、幸せでした。
さて診察・・・ともかくダルイを2回言ったら、ミオナールの副作用かもしれません筋弛緩剤だから全身の筋力を軟らかくする作用が合って、それで動けないのかも〜ちょっとやめてみましょう〜!!
と、腸の善玉菌がLで、危ない所まできています・・・?ん?あぶないって。
悪玉菌÷善玉菌(?)が3以上は血管を気をつけないといけないそうだ。
まぁ詰まるってこと?私、割ったら5。これがいけません。
覚えがあるからね、我が家は油モンばっかのおかずだもん。
う〜ん、これは、私が危ないということはパパさんは超危ない!!
パパさんを引っ張って検診に連れて行かなくっちゃぁいけないよね・・・これからの課題です。               *マザー