去年の今頃は・・彼女と一緒だった

去年の今頃、黒部へ旅行ヘ行ってます。友人ともう独り私の憧れていた、この地区の宮司さんの奥さんで、小学校の養護の先生をしている人で、どうかな?って思いつつお誘いしてみたら、行きたいって。飛び上がるほど嬉しかったんです。で、10月に行こうって事で私が日程を決めて、少しずつ積み立てをして楽しみにしていたんです。でも、具合が悪そうだってうわさが聞こえて来て、念のためTELをしてみたら、宮司さんが大丈夫といわれるし、もしなんでもないのに騒いだら気分を悪くされたらいけないしで、家に行ったり来たりするうちに、入院されたらしいって・・・でも内密だそうで、お見舞いにもいけず、亡くなられた。

旅行に行く時、さあ、な○子さん、一緒に行こうねって背中に乗せて行ったんです。でも途中、忙しさと、楽しさで、な○子さんの事すっかり忘れてしまっていたんです。そして、帰りの飛行機で、「今、鳥取の上を飛行中です」の、アナウンスが合った時、[じゃあ私これで、帰ります]って、な○子さんの声が聞こえて、ああー!な○子さんが来ていたんだー!1わたし、連れて来ていて、すっかり忘れてしまって、・・・号泣でした。

飛行機の回りのみなさんがびっくりされたみたいですがしばらく涙が止まりまさんでした。鳥取の上っていったら、出雲大社があります。な○子さんは神に近くなられたんだと、その人柄を知る私は思いました。本当に、いい人でした
どんな時でも、けっしてあわてず騒がず、人の悪口なんて一度も聞いたこと無くて、いつもにこにこして、心の中をみせず、相手の人のいい所をさり気なくほめて(褒めるとこのない人にもです)いつもピンク色に包まれている人でした。いっしょに行こうと云って背中に乗せたのに忘れたなんて、何と薄情な、私かと自分を責めました。旅行中、いっぱい会話すれば良かったのにと心が、残ります。でもわたしといっしょに、 トロッコ電車や、上高地を見たと思うと、嬉しいです。だって私、彼女と、挨拶以外に、話したことないんです。

最後の最後に彼女とお友達になれたこと、一生の宝です。
いい人は、お仕事が、早く済んで早く逝ってしまうんですね。
大好きな人だった人は、背中に乗せて、一緒に何処までも行ましょう!!!
ウソのようなホントの話です    マザー