施設で叔父とのひと時

今日は、施設には行ってる叔父の所に行ってきた。洗濯物をいっぱい持った娘さんと一緒に。毎週一回洗濯物を届けて3年、良くやってる!!
運転をしないので、バスに乗って降りた所から3キロ歩いて・・
だから私の出番。運転できるから行くよ〜って言っても3回に1回は黙ってる。少し遠慮だそうだ。
仕事が多いので言い難いって・・いいのに〜、私だって世話に成った叔父だから逢いたいし、役に立ちたいもん・・
今日は踊りが有った。おじいちゃんやおばあちゃんが,体を揺すって身振り手振りで踊りに合わせている姿に、じっとしているより動きたいんだって思う。
舞台へ上がるおばあちゃんも居て、ヘルパーさんが止める。このおばあちゃん、農家へお嫁に行って、働きどうしで年を取って痴呆が出て、預けられている。多分今まで歌や踊りと縁のない暮らしだっただろうに、心の奥底に歌舞に酔う自分がいたんだろうね。良かったね〜って思う。

自分の最後のひと時ぐらい、自分らしく、好きな姿をして欲しいから・・・
この間まで居たおばあちゃんやおじいちゃんが次に行ったら居ない。
どうしちゃったの〜って聞くと亡くなられたって・・本当に大切な時間を
ぎりぎりで生きてる!!
思うことややり残した事や,言いたい事を全部出させてあげたいなって心から思う。
同じ人間として、明日のわが姿と思うし、どんなに姿かたちが衰えようとも
若い人たちと、心根は同じと思うから、最後まで我儘で生きて行ってほしい!
叔父は、踊ってる人たちに文句を言ってる。

「踊りを踊ろうと思うならもう少し顔をどうにかせんと〜」とか、

「気合で女は綺麗に成るのに気合が足らん女ばかりだな」とか、

「手の柔らかさが足らん」とか、

痴呆とは思えぬ言葉に、「一生懸命に踊ってるんだから言ったら駄目」って言いながら、心で拍手してた。イイトコついてる!さすが叔父。

色男で背も高く多分くさされた事など一度もないはず、持てまくっていた叔父。
女を良く見てる〜って感心した。
完全に私のことなど分からないのに、女とは・・とお説教も頂いた。

帰り際に○ちゃん帰るよ、って言ったら、ちゃんと○○江と言わんと分からんって又叱られた。おじちゃん、健在!!

痴呆になったら、本性が出るという。果たして私の本性は・・?
知りたくない!!片肌脱いで男を誘ったら、どうする?(ノ◇≦。) ビェーン!!
マザー