悲しい案内

朝から大雨でパパさん仕事お休み。雨が降ったら測量の機械が見えないらしいから。もう一度寝ようかと思ったら、パパさん大きな声でテレビをつけて・・・で、起きた。
昨日のカレーで朝ご飯もう食べてた。もう少し残ってるけど、私はもう食べない。3回続けてなんてヤダ。この間漬けた漬物が美味しくなって・・いくら食べても飽きない。やっぱ、2度漬けした白菜の漬物は美味しい!!

田舎の学校の同窓会の案内が来た。懐かしい名前を見て昔のころを思い出してた。山の中の田舎で、開拓団が開拓で入ってたぐらい田舎の村だった。
当然貧乏な家が多くてお弁当のおかずなんて漬物ぐらいの子達が多かった。白いご飯の上にアミの塩漬けを載せて美味しそうにたべてた子や村で唯一お金持ちの子の、玉子焼きを見て歓声が上がってた。

私は一度もお弁当を持って行った事無くて、いつも図書館で本を読んでた。
息子が大きくなってご飯を一杯食べるようになって、お昼に弁当を持たせてもらえななかった事を、怒って良いんだと怒りがわきあがった。

それから、伯父の家と縁を切った。ずっとお世話になったんだから怒ってはいけないと思っていた私の初めての反抗だった。盆暮れのご挨拶をしていたから突然の私の態度にきっと戸惑った事だと思うけど、事情も言わず、年賀状だけのお付き合いになってる。

そんななかの同窓会の案内に心が揺れた。会いたいなぁ〜って思った。
あの頃色んな子がいたけど、私は一度も苛められた事が無い。
懐かしい友人の顔が浮かぶ。いいおじちゃんや、おばちゃんになってるだろうなぁ〜って思う。
色んな思いがわいて気が変わらないうちに返信のはがきを出した。
欠席のはがきを。
会えない。死ぬほど惨めだったあのころを誰と語るのか・・・ケラケラと笑って楽しそうに出来ない。会いたいけど、会えない。悲しい人生の一こま。

私の体に生きてる田舎の暮らし、染み込んだ生き方は有り難くもあり、悲しくもあり、どんな事があっても笑う私は、そのころに作られた。
あのころより下の暮らしなんてありえない。それを生きぬいた私をほめてやりたいと思ってる・・・いろんな場面で顔をのぞかすそのころのくせを、悲しく笑って受け止める。もう、私と伯母しか知らない過去。
折角去年の春に思い出を捨てに行った田舎からの便りに心が曇る。 マザー