遊ぼうか?

今日はパパさん久しぶりに家に居る。してもらわないといけないこと山の様にあるけど、言いにくい。まあ、少しづつ言うか?
そこへ左官のたっちゃんがヾ(- -;)パパさんへこへこ出て行って外で話してる。気になるから玄関から動かなかった。
『パパさん、なんて?」
『仕事出てくれんか〜って』でどういったん?。一番気になること。
『断った〜。』いやぁ〜パパさんよう断ったねぇ〜でほっとした。

昨日の洗濯物洗ったら真っ赤な赤土の水・・そう〜赤土を練ったんだ〜。
まる一日ず〜っと。
このたっちゃん、働いたお金をくれるとき、いくら上げようかと聞く。毎回必ず。目いっぱい、高くは言えないパパさん。で、言った値段をくれる。
いつか、たまげるぐらい高く言ってやろうかと、もくろんではいるけど・・
いくらって言われたらつい安く言ってしまうんだよね。ずるい!!

この暑い中パパさんでなく左官さんなんだから自分で、赤土をこねろ!!

近所のおじさんが来た。うん?、どうした?
『まあ、お入り〜〜』って家に入れて・・・この家のおばさんが軽い痴呆でディサービスに行った留守だから来たそうだ。
『ばあさんがおかしくなってどうしたもんだか〜』
『あれぐらいの感じは痴呆とは言わん』って私。
いっぱい遊びに連れて行ってあげて。おばさん遊ぶのが好きだったから〜って言った。
夫婦で行くの嫌だったら私、着いて行って上げるよに、頼もうかな?って言ってくれて。
あれだけ陰日なたのないおばさんが、おじさんのおめがねにかなうようにず〜っと働き続けたんだから、最後の何年間は、遊んであげようよ〜と言ったら、あの頑固もんのおじさんが、遊ぼうか〜?って言ってくれた。

なんか嬉しくなって、明日とりあえず我が家に、半日おいでと言った。
世間体をすごく気にして隠れるようにしてるけど、私だってパパさんだって、もちろんおじさんだって、いつ、誰が、痴呆になるかは分からんのだから、気にしたらいけんよと言って。
卵を湯がきたいって言うから湯がかしたら10個も湯がいた・・だって。「あらぁ〜おばさん、昔からだよ。おじさんが知らんかっただけ!!
私なんてどれだけゆで卵貰ったか、田んぼで食べるゆで卵、美味しかったんよ。また力が出てひと働き出来たんよ」

おばさんの最後の時まで、幸せなおばさんでいてもらいたいねって思う。
がんばれ、おじさん!!      *マザー