庭の手入れ

朝から暖かい。黄砂が舞ってて視界が〜〜春霞。
とうとう春が来たんだよね。外に居て気持ち良い〜。
隣のおじさんが庭の選定に着手。やっとね。荒れ放題で気になってたけど80になれば体もくたびれるだろうから無理は言えないしと諦めていた。
柿の木は丸坊主にされてすっきり〜、樫の木が大きくなって見上げるような大木になってる。それも2本も、丸坊主ですっきり。庭で切った木を燃やして片付けてる。
『家が喜んでるよ!!良い事がいっぱい来るよ』と言ったら『こんな家にも来るじゃろうかい』だって・・・
このおじさん、昔の士官学校かな?そこを出た優秀な人で、背が高くハンサムで家に帰る途中に女の人が見物に来てたという。
さもありなんだよ。ハンサムで男らしかった。
父親が遠くで働いてて家に居ないから大勢の兄弟の代表で百姓一筋で働いて来た。家を建て納屋を建てて苦労ばかりの人生だった。
気がつけば年を取って・・でも、まだ頑張って農家の家を守らなけりゃぁいけない立場。
あいだに町議会議員さんになった。
頭が良い人だから。議員の選挙に出ても良いもんかと年回りを聞かれた。

得るものが有れば失うものが有りだから出ないほうが良いと答えた。が、打って出た。めでたく当選した。
そして長男さんを失った。車で1時間の所に家を建ててそれっきり帰って来なくなった。このとき以来長男さんを見てない。
もう一人子供が居るからと強気でいたけどその次男さんは結婚してない。
ホンの些細な事だろうけど、どこかで間違ったことを仕出かしたら後々まで尾を引いてこういう事になる〜って見本。おじさんの代で農家がつぶれる。

お節介は重々知ってるけど、庭の木を切って家に風が入るようにしたほうが良いよと言いに行った。きっとまだ間に合うはず。3度もねッ(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
『家が喜ぶよ〜』って言ったら『家神さんが喜ぶかな?』って言ったんよ。
と言う事は知っててまあいいやとほってたって事。
家がつぶれるのも人生といえばそうとも言えるけど。
そんな家はいっぱい有るんだし、でも、おじさんの苦労を見てきた私としたら家を潰さない色んな方法をしてみたって良いじゃないと・・・
先祖さんが守ってきた家と土地は子孫へ繋ぎたいじゃぁない?
要らん事しぃの私の最近の要らん事。でも実ると良いけどな。
幸が舞い込むと良いなと・・・待つ!!       *マザー