別れ・・・

体がね、もう最高だるい〜!!って時に電話。
叔父が亡くなったと連絡が入った。ああぁぁ〜とうとう。
この叔父には昔お世話になった。
火事で焼け出されて、親戚中が誰も近寄らない時にただ一人私たちの力になってくれた人。
この恩に報いるために生きたと言っても過言ではない。
火事になってすぐに今住んでいるこの家を建てた。
その時の保証人。二つ返事で(*^-°)v オッケェー♪ と言ってくれた。
でも破産するかも出し根を上げて逃げ出すかも出し・・・ようこそ信用してくれたと、感謝で一杯だった。

15年で家の購入金を全部払い終わってもこの恩を返さなくっちゃぁとパパさんと意見が珍しく一致した。
『やっさん、変なこと聞くようだが、わし・・・死ぬのが恐くていけんが・・』
『あらぁ叔父ちゃん、生きてるほうがよっぽど恐くてね、死ぬことって恐くは無いよ〜!!』
ほっとするよと答えた。叔父ちゃん言った通りに今、ほっとしているだろうなと思う。

真面目で融通の利かない堅物な叔父は私にも『どこの馬の骨か分からない嫁が・・』とか言ったりして・・・(゚_゚i)タラー・・・
融通の聞かない分ずい分失礼な事だっていう人だった。
その叔父が何時か私を信頼してくれて自分の本当の心根を話してくれるようになって行った。
この世の自分の位置をずい分気にしていて自分がどれぐらい立派かを言って貰いたがった。
それだけ生きがたい世を真面目すぎるぐらい真面目に生きていたと言う事かも?・・・気の小さな叔父だった。
自分の実家の近くに大きな家を持ち、悠々自適に暮しているように見えたけど?警察官としての働きも、退職してからもずい分気にしてた。
もっと立派な働きを夢見てたのかもしれない。
唯一天皇陛下から頂いた勲章は叔父の誇りだっただろう・・・。

きっと叔父はもっと別な生き方を思う時だってあっただろうに・・・
叔父ちゃん今、何を思うかな?
『やっさんのいうとおり、そんなに恐くなかったよ〜!!』
『ねっ、そうでしょっ(*^-゚)vィェィ♪』
一緒に世の中の無慈悲と戦った戦友だったのかも?
心を分かち合った、戦友との別れ。また何時か、会おうね!!          *マザー