楽しかったんだけど。。。

パパさんが夏に働いた、家の解体現場に、栗の木が何本もあるのだそうで、肥料袋いっぱいに栗を拾ってきてた。
大喜びでご近所や、クリなんて買ってしか食べない。。。買うのも高いと思ってる方に差し上げてたんよ。
で、あちこちに持って行って、我が家のお正月の栗きんとん用のクリまで差し上げてしまったん(^_^;)
そこでクリまだないの〜?と聞くと、遅もの?があったみたいだ、に、大喜びで栗拾いに行きました。
クリも欲しいけど、私にとっては、パパさんと同じ行動ができるってことのほうが、嬉しい(≧∇≦)/
栗を拾ってふゆう柿もたわわになってて、それも取って。。。

大きな元庄屋さんの家の跡地。
周りに果物をたくさん植えてて、屋敷跡も広い。
「ねぇこの家、潰してもいいと思ったんかね、娘さんたち〜?」
「そりゃァ仕方ないじゃろ?娘さんたちは嫁に行って跡は継げん」
「そりゃァそうじゃけど。。。悲しいよね〜〜」
親が亡くなられて、家の管理に毎年40万も使って維持してたそうなんよ。
でもだんだん家も古びてきて、見るのが辛いと、解体を決意したそうだ。

解体の業者を決める時に一番希望したのが、優しい人、思いやりのある人に、丁寧に壊して欲しい〜!!なんだって。
分かる気がするよね。機械で何もかも、ガっシャーンは、嫌だと思った気持ち。
衣服や置いてある電気機器は全て、作業員が貰い受けたそうだ。
お琴や飾り箪笥や、豪華な着物も、高価な食器も、それ相応の人に貰われて、多分、あんまり悲しくならなかったと、思いたい。

家の跡地にぽつんと残された、古井戸。。。。
家が一軒なくなるって事は、そこで今まで、生活をしてきた人の生き様までなくしてしまうようで、寂しいですよね。
ある意味、虚しい〜〜!!(┯_┯)

栗や柿や、大喜びで採ったのだけど、我が家の栗や柿や柚、を、どなたかに取りに来てもらうことのないように、気持ちを引き締めて頑張らなくっちゃァと、めずらしくパパさんと同じ思いでした。

うん。。。我が家がのちの世まで続く事を願って。。。。。ナムナムナム
                     *マザー